これまで数多くの“地域の大切な宝”に出会い、子どもを中心に据えることで日々、地域の皆様の応援があっての子どもの成長があると思います。振り返ると私たちはここだから、旭志のこの場所だから、長きにわたって、頑張ってくることができました。
園設立当初の懐かしい頃に遡ると、あの頃お父さんお母さんだった方たちが、お忙しい中、園や子育てに協力頂き、共に頑張って来れたあの頃を思い出します。今ではその方達がお爺ちゃん、お婆ちゃんになられていらっしゃいます。
何か恩返しができないものか?と常々思っていましたが、その一つとして4年前より地域の公民館へお邪魔して、子ども達とのふれあい遊び“幼老ケア”を実施しております。年間7回ほど行っています。
地域のお年寄りの方は子どもと接することで元気UP。子ども達は優しい心、思いやりを頂いて帰ります。「楽しかった~」と心からつぶやく子ども達。『元気を戴きました』と地域のお爺ちゃん達の明るい声。そんな触れ合いを見るたびに「遠い昔から、ず~っとみんなが繋がり続けてるんだな~っ」と心温かくなります。子ども達がすくすく伸び伸び育つには地域の皆様の大きな力が必要です。
2か月に一度、子どもたちの曾祖父、曾祖母を園にご招待して、一緒に歌を歌って、お誕生日をみんなでお祝いするようなこともしています。
農協の方に、お味噌の作り方を教わったりもしています。お返しに味噌まんじゅうを作って食べていただいたりもしました。バケツ稲、シイタケ栽培、園庭の野菜を使ってのカレー作り、豚汁つくり……。これからも地域の方々と一緒に楽しんでいきたいと思っています。