めっきらもっきらどおんどん
2016年12月09日 金曜日
この冬のお話テーマ絵本はこの「めっきらもっきらどおんどん」というお話です。
まずはお話を聞きます。とても食い入るように見る子どもたちで、真剣に見ていました。
この絵本にはもんもんびゃっこ、しっかかもっかか、おたからまんちんという三人の妖怪たちが出てくるのですが、この三人に会ってみたいという子もいれば怖いから会いたくないという子もいて、子どもたちの意見も様々でした。
絵本では、主人公のかんたがへんてこな歌を歌うと三人が登場します。
絵本を読み終わった後、「みんなで歌うたってみようよ!」と提案し、しぶしぶの子もいましたが皆で「ちんぷくまんぷくあっぺらこのきんぴらこじょんがらぴこたこめっきらもっきらどんどん!」と歌ってみました。すると…どこからともなく…
「ようようええうたええうた おなかがぽんぽんはじけるぞ こっちゃこいっこっちゃこいこっちゃきてうたえ」
と声が聞こえてきました。(前田先生に協力してもらいました 子どもには内緒です)
その声を聞いて、「うわー遊びに来たんじゃない!」と喜ぶ子もいれば、「いやだいやだ!」と怖がる子もおり、みんな大興奮です。
騒ぐ子どもたちを落ち着けて、「もしかしたら三人が遊びに来てくれたのかもよ!探しに行ってみよう。」とみんなで外に探しに行きました!
すると、「これ、もんもんびゃっこの足跡じゃない!」
「うわー!しっかかもっかかの髪の毛だ!!」
色んな手がかりが見つかりましたよ!
ですが肝心な三人の姿が見当たりません。
「もんもんびゃっこーなわとびしよう!」
「おたからまんちん、お宝交換しよう!」
「しっかかもっかか、でておいでー」
など、みんなで呼びますが出てきません。
「そうだ、みんなが楽しく遊んでいたら出てくるかも!」
ということで…
みんなで、しっかかもっかかのマネをして、ももんがーごっこをしました!
最初は泣いていても遊んでいるうちに笑顔になる子もいましたよ。
「今日は恥ずかしくて出てこれなかったのかもね」
「泣いてたから出てこなかったのかも」
「最後みんなで歌おう!」
と最後は「ちんぷくまんぷく…」とうたを歌って終わりました。
これからどうお話の世界が発展していくか楽しみです。
こういったファンタジーの世界で遊んでいきながら、それを身振り表現や、言語、ごっこあそび、そして集団作りに繋げていくことを大切にしていきたいです。
記:前田秀文
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